スパイス・ハーブ辞典



スパイス・ハーブあれこれ
豊かで楽しい食生活はスパイスから・・・・・


スパイスの歴史は非常に古く、

今から5000年も前に

古代アッシリア人の

彫刻に残されています。

この歴史あるスパイスが日本に入ってきて、まだ約百数十年しか経過してませんが、近年の食生活の向上と洋風化の中で徐々に、スパイスの素晴らしさや奥深さが多くの人の興味を引くようになりました。


スパイスは、葉、皮、実、根茎、花、種、などの純天然物です。それぞれの香り、味、色を持ち、その他マスキング(におい消し)にも大切な働きをしています。


知れば知るほど奥深いスパイス。

あなたにとって楽しいお料理生活のキッカケになりますように!


スパイシースパイス

 

アニス オールスパイス ガーリック カルダモン キャラウェイ クミン
クローブ コリアンダー サフラン シナモン スターアニス ターメリック
チリペッパー ナツメグ・メース パプリカ フェンネル ペッパー ポピーシード
マスタード          



アニス セリ科 クッキーやケーキ、パン、キャンディなどに甘い香りをつけます。 インドではカレー粉の材料に使われます。 他にもスープやシチューに使われることもあります。
オールスパイス フトモモ科 料理にも甘いお菓子にも使うことができます。 ホールは煮込み料理に、パウダーは挽き肉料理や、お菓子に。 トマトケチャップにも使われています。
ガーリック セリ科 誰もが知っているスパイス。肉、魚介類に。 ほとんどの料理に合う万能スパイスです。 世界各地で幅広く使われています。
カルダモン ショウガ科 肉、魚、野菜、卵など幅広い食材に合うスパイス。 お菓子やパンにもよく使われます。コーヒーや紅茶、 ワインに入れて飲むこともあります。
キャラウェイ セリ科 パン、クッキー、ケーキなどによく使われます。 ドイツのザワークラウトや、ピクルスにも。肉の臭みを 消す効果があるので豚肉などにも使われます。
クミン セリ科 カレーにお馴染みのクミン。 メキシコ料理のチリコンカンや、モロッコ料理のクスクスにも 使われるスパイスです。ガラムマサラの材料の一つ。
クローブ フトモモ科 肉の臭みを消すので、煮込み料理やローストに使われます。 紅茶やワイン、果物のデザートなどの香り付けに。 香りが強いスパイスなので量には注意です。
コリアンダー セリ科 肉、卵、豆料理や、カレー、ピクルス、お菓子、パンに と幅広く使われるスパイス。葉はパクチーや香菜と言われ タイや中国の料理によく使われます。
サフラン アヤメ科 色づけと香りづけに。ブイヤベースやパエリヤ、リゾットに よく使われます。料理を黄色く仕上げたい時にも。 とても高価なスパイスです。
シナモン クスノキ科 スティックはコンポート、カレーや煮込み料理、ピクルスなど。 パウダーはケーキやクッキーなどの焼き菓子。 シナモンシュガーは果物、トースト、ドーナツに振りかけて。
スターアニス モクレン科 中国の豚肉の煮物や鴨肉のローストなどの香り付けに。 杏仁豆腐のシロップや果物のデザードにも使われます。 五香粉の材料の一つ。
ターメリック ショウガ科 カレー粉の香り付けと色づけに必ず入っているスパイス。 幅広い素材とよく合います。肉料理、豆料理やお菓子など。 マスタードや清涼飲料水の色づけにも使用されています。
チリペッパー ナス科 ピリっとした辛味。カレーや煮込み料理、鍋物、スープ、たれ ドレッシングなどに。世界的に非常に多くの種類があるスパイスです。
ナツメグ・メース ニクズク科 両者ともハンバーグ、ミートローフなどの挽き肉料理、野菜料理に合います。 そのほか、お菓子にも。ナツメグ・メースとも同じ木から採れます。 赤い仮種皮がメースで、種子を割った中の仁がナツメグです。
パプリカ ナス科 チリペッパーの辛味がないものです。煮込み料理を鮮やかに仕上げたい時に よく使われます。シチュー、グラタン、オムレツなど。
フェンネル セリ科 種子は魚料理、ピクルス、マリネのほか、パンやクッキー、ケーキなどに 使われます。葉は肉や魚介の臭みを取る高価があるのでグリルや煮込み料理を おいしく仕上げることができます。
ペッパー コショウ科 辛味が強いのはブラックペッパー。マイルドな辛味なホワイトペッパー。 料理によって使い分けるとさらにおいしく。 ホールを使うたびに挽くとより新鮮な香りが楽しめます。
ポピーシード ケシ科 パン、クッキー、ケーキ、ビスケットなどの焼き菓子によく使われます。 七味唐辛子の材料の一つです。
マスタード アブラナ科 ホールではピクルスやマリネ、ポトフの風味付けに使われています。 パウダーは練り辛子などにして、とんかつやシュウマイなどに添えます。